名古屋市内の事務所賃貸市場は、エリアや物件特性によって賃料相場が大きく異なります。エリアごとの最新の賃料動向を把握することで、予算に応じた効率的な物件選びが可能になります。

名古屋駅周辺エリアの賃料動向

名古屋駅周辺エリアの事務所賃貸相場は、名古屋市内で最も高額な水準となっています。特に駅直結や駅前の超高層ビルでは、坪単価3万円を超える物件も存在します。

ただし、駅から徒歩10分圏内でも、通りや方角によって賃料に大きな開きがあります。駅東エリアは比較的賃料が抑えめで、坪1万5000円前後から物件を探すことが可能です。

栄・伏見エリアの相場分析

栄・伏見エリアは、名古屋市内第二の業務集積地として確固たる地位を確立しています。地下鉄栄駅周辺の大型ビルでは坪2万円前後、伏見エリアでは坪1万5000円から2万円程度が中心となっています。

特に大津通や広小路通沿いは金融機関や大手企業の支店が多く、築年数の経過した物件でも賃料水準は比較的高めを維持しています。

市内準中心部の物件特性

千種区や東区、中村区の一部など、準中心部の事務所賃貸相場は比較的手頃な水準となっています。地下鉄沿線の物件では坪8000円から1万5000円程度が中心で、建物のグレードや築年数によって大きく変動します。

特に古出来町や東区の葵エリアは、専門事務所や中小企業の支店として人気が高く、物件の需給バランスは安定しています。